お金を増やすために必要な考え方

2021年5月15日

こんにちは、いのっちです。
今回の記事では投資についての話を書いていきたいと思います。
皆さんは投資に興味ありますか?

投資って怖くない?

投資にもいろいろな種類がありますが、皆さんは投資についてどのようなイメージを持っているでしょうか?
やはり一番怖いのは、元本割れするリスクでしょうか?「元本割れしたらどうしよう~。せっかく働いて稼いだお金を失いたくないよ!」という方が多いのでは?それもそのはずです。人間には得をするよりも損をしたくないという本能が備わっているからです。

なぜ損をしたくないのか?

以下は心理学者のダニエル・カーネマンが設定した設問ですが、皆さんも考えて見てください。
問1.1000ポンドを貰ったとする。そして2つの選択肢を与えられた。
①コインを投げて勝ったらもう1000ポンド貰う
(買ったら2000ポンド、負けたら最初の1000ポンドのみ)
②何もしないでもう500ポンド貰う(1500ポンド持って帰れる)
この場合皆さんはどうですか。大半の人は堅実性の高い「②」を選ぶ人の方が圧倒的に多いとされています。

では、次の場合はどうでしょうか。
問2.2000ポンドを貰ったとする。選択肢は次の2つ。
①コインを投げて勝ったらそのまま、負けたら半分払う。
(買ったら2000ポンド、負けたら1000ポンドになる)
②何もせずに500ポンド失う。(1500ポンド持って帰れる)
こうなるとコインを投げたくなるのではないでしょうか?実際に、大半の人は「①」を選択するようです。
問1も問2も結果は同じなのに、受けとる印象はまったく違いますよね。

これを、損失回避といいます。人は誰でも得をしたいと思うが、それ以上に損をしたくないという心理が働くんですね。

面白いのはこの心理は、サルにも働いているようです。人間が誕生した時からこの心理はDNAに刻み込まれているから人は損をしたくないんです。

そうなると投資することはできないのでは?

実際に心理的にそんなことが起こっているならどうしようもないと思われるかもしれませんよね。でも、私はそうは思わないです。

漠然と投資で損するかもと思っていたら行動できませんが、そこに損失回避という心理が働いているから損するのが怖いんだと分かれば、逆に投資をしない場合の損失を考えればいいと思うんです。

投資をしない場合の損失は?

もしも、月々33333円タンス預金を行った場合、20年後には約800万円たまっていると思います。
もしそれを、積み立て投資した場合どうなるでしょう。

下記の図は、月々33333円で投資信託を購入した際、年利5%運用できた場合の金額です。なんと、運用金額は1370万円。タンス預金に比べ570万円もおおくたまっていることが分かります。
この差を見ると、投資を行わないと570万円損をするんじゃないかという気になってきたんじゃないでしょうか?

まとめ

心理学の観点から人間が損をしたくない生き物(サルだってそうなんだから)だという事を知っていただけたと思います。
さらに、少しニュアンスを変えてみれば、投資をしないことも損していることだと思えたのではないでしょうか?
次回は、積み立てNISAについて紹介できたらと思いますのでお楽しみに。

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