預金ってどうなの?預金だけを頼るのはまずい?インフレのメリットとデメリット
こんにちは、いのっちです。
皆さんは、給料の中から余ったお金についてどのようにしていますか?
おそらく大半の人は預金されていると思います。
「投資は損をするかもしれないから怖いし、将来どうなるか分からないからお金を貯めとかないと!」
その気持ちよく分かります。
しかし、預金にはいい面もありますが、それだけに頼っているのはリスクがある事をご存じですか?
今回の記事では、預金の必要性と、預金だけに頼ってしまった場合のリスクをご紹介したいと思います。
預金のリスクとは?
預金のリスクとは、ずばりインフレが起こる事です。
インフレという言葉は何となく聞いたことがあると思いますが、生きていく上ではあまり気にしたことがないのではないでしょうか?
自分の資産を預金だけにたよると、実際にインフレが起きた時に、損をする事になるかもしれませんよ!?
インフレとは?
インフレとは、インフレーションの略で物の価値が上がり、お金の価値が下がる現象を言います。
例えば、リンゴ1個が100円で買えていたものが150円になるという状況です。
その逆に、デフレは、デフレーションの略で物の価値が下がり、お金の価値が上がる現象を言います。
これは、インフレと逆でリンゴ1個100円だったものが、50円になる状況ですね。
去年に比べてどの程度、物価が上昇したのかを表す指標として、インフレ率で表されますが、
日本のインフレ率は、直近5年では-0.02~0.98%と低水準で推移しています。
ちなみに、アメリカでは直近5年では1.25~2.26%で推移していることから、日本が如何に低水準か分かると思います。
その事から、現状では日本のお金の価値は高いと言えるんではないでしょうか。
現状の推移から言うと、日本ではお金の価値が高い為、預金をしておくと言う選択肢も実はありです。
インフレのメリットは?
実はかなり前から、日本銀行はインフレ率2%達成を目標にさまざまな金融政策を行っているんです。
アベノミクスもその政策のひとつだったんですね。
なぜそのような金融政策を行うのかと言うと、
そもそも、インフレが起こることが必ずしも悪い事ではないからです。
適切なインフレでは物価が上昇する事で、物が売れるとその分、企業の稼ぎも増える事になります。
経済が活性化されるんです。
企業が儲かることで、僕たちの給与も増え、株価の上昇にも反映されます。
インフレのデメリットとは?
インフレのデメリットは、やはりお金の価値が下がる事です。
それは、預金だけに頼って来たあなたに特に影響します。
例えば、預金で100万円貯めたとします。極端な話、リンゴ1個が100万円になってしまえばコツコツ貯めたお金は一瞬でパーとなります。
これは、極端な話ですが実際にインフレが進むことで、預金通帳の中のお金の価値は下がっていくんです。
インフレに対する対策方法
それこそ株式投資です。
先ほどインフレのメリットでお話したように、インフレの状況化では株価は上昇します。
株式投資と言っても個別銘柄の株を買うのはリスクが高いのでETF、あるいは投資信託を買いましょう。
(ETF、投資信託はそれを買うだけでリスク分散されています。)
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預金に対する筆者の考え
筆者の考えは、預金をすることは必須と考えます。
理由は、株式投資はインフレには強くてもデフレには弱いからです。
デフレの状況では、株価が下がる事が予測されます。そういう状況で急にお金が必要になった場合、株を売ってお金を得るのは得策ではありません。そういう状況では、やはり預金の力が必要になります。
そこで、筆者は預金と株式投資によるポートフォリオを形成する必要があると思います。
株式投資である程度の資産ができたからと言って、預金をすべて株式投資するのはデフレなどにより株価が下落した際のリスクになります。
もしもの時の備えとして預金をしていくことは必要です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
預金はインフレの状況化ではかならずしも安心した資金ではなくなるんですね。
そして、インフレは悪いばかりではなくメリットもあるんです。
筆者の考えとして、「預金と株式投資の両方やりましょう」と言いましたが、かならずしもそれが当たるとは限りません。この先の未来がどうなるかは誰にも分からないんです。
一人一人考えや価値観もちがうので、自分なりのポートフォリオを作っていけばいいと思います。
この記事が、そんな皆さんの参考になれば幸いです。
それでは今回のテーマはこのくらいに、次回の記事もお楽しみに!